Vintage Guitar Repairs
リフィニッシュ中のGIBSON 1954年 Les Paul Conversion
愛着のあるヴィンテージ品であれば、どのようなジャンルであれリペアーショップ選びは非常に難しいものがあります。ましてや楽器であれば自分のギターがしっかりと管理され、適切な修理がされるかとご不安を感じると思います。
弊社では30年近いキャリアを持つリペアマンが柱になり修理を行っています。ヴィンテージギターが今のように高価でなかった頃より、数えきれないくらいのヴィンテージギターを修理してきました。主にGIBSONやFENDER製の1950~70年代のギターが多いです。年式ごとに特徴があり、ハードウェアの他に塗装方法やピックアップの使用コイルなどが異なりますが、当社では熟知したリペアマンが作業しますので安心してご相談ください。
また、ご自分で修理されたものや他店で修理され満足いかない修理など依頼しづらい内容でもご相談ください。誠意を持って対応させていただきます。
楽器はすべて預かり帳簿に基づいてしっかりと管理されます。取扱には十分に注意し修理を進めていきますのでご安心くださいませ。
このギターは2mm程度のズレはありますが、ほとんどセンターでマッチされたトップを持っていました。オーナーのご希望でサンバーストにリフィニッシュしました。画像は中塗り〜レモンイエローまでを仕上げた段階。これからバーストに仕上げていきます。
セットアップとフレット交換がされました。指板Rは7.25inchではなく6inchでしたが、薄い指板はほとんど修正ができませんので、幅は細く高さがわりに高い(1.2mm)のフレットで打ち、Neckjigでフレットの高さにて真っ直ぐを出しています。
AWG#42の50年代〜60年代半ばまでFenderで使用されたコイル。
先程のフォームバーで巻き直しを行っています。直流抵抗値は5.8KΩ程度です。
元の塗装はGibsonの工程を踏んでおらず、木地からやり直しました。バックはレッドフィラーで仕上げています。
トラスロッドの先が舐めておりロッドが効かない状態でした。木部の落とし込みを少し加えて、ダイス加工しました。
2本あるうちの右側がオリジナルフィニッシュですが、こちらを見本に仕上げています。この頃の他フィードバックはフィラーが少し緑っぽいのが特徴ですが、それを再現しています。
フレット交換とナット交換、セットアップを行いました。腰折れがありましたので、指板修正を行っています。
ネックのリフィニッシュ。フェイデッドチェリーを再現しました。